ICRX NXT
先日から、お話してました「ICRX NXTレンズ」を今日はご紹介いたします
軍用目的の防弾プロテクター素材として開発されたNXT素材。光学性能も優れ、次世代のレンズマテリアルとして、非常に注目度の高いレンズです
このNXTレンズ。当店では人気の高いスポーツサングラスの「zerorh+(ゼロアールエイチプラス)」や「Ray-Ban(レイバン)」の一部のモデルなどのサングラス、そしてスポーツをされる学生さん向けの眼鏡レンズとして販売しています。
昨年から「ICRX NXT」は取り扱いしておりましたが、なかなか詳しくご紹介ができておりませんでした。 豊富なバリエーションと魅力的な機能を備えたレンズですので、今日から何日かに分けてご紹介したいと思います
具体的にどれだけ優れているかと言いますと、
こちらはNXT素材の塊にマグナムの銃弾を打ち込んだ常態のサンプル写真です
1mの至近距離から厚さ3cmのNXTブロックに発砲しても貫通しない強度を持った素材です
ストレスチェックと言う素材を曲げようと負荷を掛けた状態がどうなるかのテストをすると
スタンダードな眼鏡レンズでは破損。強度の強いポリカーボネートですら痕跡が残るのに対し、NXTには痕跡すら残らないほど負荷に強い事がわかります
素材として強度が高いのは良いとして、光学性能はどうなのか
薄さは標準より少し薄い程度ですが、光学性能は高いパーフォーマンスを発揮するレンズです
※クリックすると大きめな画像をご覧いただけます
① ANSI規格
② より高い数値の方が光学特性として優れています
③ 歪みが少なく、優れた光学特性を発揮できる製法です
項目の中で「アッベ数②」という項目がありますが、具体的にどう違うかと言いますと、
このような「色収差」という現象が起こりやすいかどうかに差が出てきます。
ただ、この「色収差」は人によって気付きにくい方もいますし、必ず収差が見えるわけではありません・・・
他にも、耐薬品性というテストがあります。
例えば、メガネクリーナーの成分によってはポリカーボネートですと、化学反応を起して破損しやすくなります。
NXTレンズは、マニキュア落としの中に含まれる「アセトン」や消毒薬として一般的な「アルコール」など、身近な薬品にも耐久性を発揮します。
また、「ICRX NXT」では、染色しにくいとされるNXT素材でも、濃度の濃いサングラスレンズがラインナップされています
一般的なレンズですと、裏表の両方から染色液に浸けて染色するので、キズからカラーやUVカットがコートが剥げる事もありますが・・・
素材のおもて面に色を練り込んだ層を造る事で色落ちや剥げる事を防いだ構造になっています
今日はスペック説明ばかりになってしまいましたので、明日は豊富なレンズカラーが魅力のICRXのラインナップを色々とご紹介いたします
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